Wednesday, 17 September 2008

Working in Tokyo

日本で働いたことのない自分にとって、日本で働くのはとても新鮮な経験だった。今回は短期駐在で一ヶ月ほど働いている。初めて、日本の会社というものに属したといってもいい。とはいえ、典型的な会社ではないのであるが。

事務所は丸ノ内。勤務先の客も、丸ノ内にある。
丸ノ内はきれいだ。丸ビル、新丸ビルのおかげでとてもおしゃれで、雑誌などで言われるOLたちの世界、という感じ。おしゃれな店がいっぱいある。
新丸32階にあるわが事務所からは、皇居・お堀が一望できる。遠くには新宿のビル郡。しかも、窓を向いた席に今座っているのだ。

東京は全てが、やさしく、こぎれいに、できているように思う。特に丸の内は。
お弁当は体とおなかにやさしくいろいろな材料が使われている。トイレはきれいである。店員は行儀がよく、言葉遣いがやさしい。同僚は、他人の言うことを頭ごなしに否定することはない。まずは肯定して、それから絶妙のコメントを添える。発言が何かの拍子にまぎれて聞こえなくても、拾ってくれる。そのまま放置されて無視されることはない。
――全くといっていいほど、野蛮さがない。

仕事の中を見れば…
・まず香港のような超激務・超無理はない。
・コーヒー・お茶の機械が超充実している。いろいろなメニューをただで煎れてくれる。
・会社名が入った封筒や、紙袋が、豊富にある。これはこうした書類整理品を多用する僕らにとっては、たいへん重要なこと。
・部活動がとても活発かつ豊富だ。週に2・3通違う部からの告知メールがある。しかも法人が費用の半分を負担してくれるので、活動もしやすい。
・残業代はしっかり支払われている(ようである)。
・Outing つまり社内旅行がある。2泊3日で、プランも盛りだくさん。当然、交通費や宿泊代は会社負担だ。

香港には、これらのどれもない。激務で、安月給で、たいしたイベントもなく、生活と仕事のバランスを考えるような部活動の機会もない。旅行など、一日遠足が一年に一回あるだけだ。会社はそんなところに経費を使わない。そして下のモノはこき使われて、みんなやめるだけだ。

香港では待遇が上に手厚く、下には厳しい。それは社会全体としてもそうだが。
そして大きな会計事務所でも、一緒に何かをするということは少ない。会社の友達とグループで何かをすることはあっても、会社という単位でイベントが組織される頻度は、日本に比べてはるかに少ない。では何を通じて会社は一つの団体となっているのだろうか。みな、仕事を通じてしかつながっていないのではないか。つまり仕事をともにすることへの帰属感、それでしかないのではないだろうか。